このブログでは2年近く潜在意識を活用した成功法則、NLP、瞑想法などを研究してきました。
私の場合は、特に『実践』と『体感』を重視してます。
したがって、このブログでは、私が実際に体感したことを中心に書いてます。
今回は、今までの実践の中で一番の核である潜在意識の活用について、私なりに分かったことを書いてみます。
結論から書きます。
潜在意識の活用で重要なのは、次の3つの要素で、目的は思考と感情の把握、制御、安定です。
潜在意識の活用で最も大切な3要素
①自分に集中
②脳を無駄遣いしない
③上手くやる
この3点が潜在意識の活用において重要な要素となります。
今回はこの3要素について、詳細に書きます。
自分に集中
潜在意識を語る上で意外に軽視されるのが、潜在意識は自分そのものであるということです。
最近よく目にするのは、潜在意識で他人を操る、潜在意識で幸運を引き寄せる・・・というような感じで、潜在意識で他に影響を与えるような魔術的でちょっと怪しく間違った潜在意識活用法です。
潜在意識は、自分そのものであって、他に影響を与えるような魔術的なものではないです。(自分が変化した結果、他に影響を与えることがあると思います)
したがって、潜在意識で相手を振り向かせる、引き寄せる・・・というのはちょっと違うと考えてます。
上述のような他人を制御したり、引き寄せたりなどの神業的なことが昔から本当に可能で、その方法が確立されているなら、人類は既にその方法をドンドン活用していると思うからです。
結局、潜在意識活用で本当に大切なのは、自分(潜在意識)に集中することです。
特に、日常の中で自然と湧く思考、感情などに集中して、それを上手くコントロールすることが・・・潜在意識の活用に直結します。
したがって、私が推奨するのは、思考と感情など、脳を観察することです。
まず、観察することで、客観性が養われ、冷静に判断し、自分の本当の願望を知ることも可能となります。
潜在意識は、意識的には制御ができません。
しかし、潜在意識によって顕在意識に現れた思考や感情を観察することは可能です。
つまり、無意識に発生する思考、感情(雑念)そのものが、潜在意識が顕在意識に顔を出した部分で、潜在意識と顕在意識の接続点です。
ゆえに、次々と湧く思考と感情(雑念)を、しっかりと観察することで、自分の潜在意識を活用の糸口を探ることが可能となります。
この思考や感情は人それぞれ異なります。
ゆえに、しっかり観察することで、自分がどのような人間か?潜在意識が重要と感じていること、或いは、たいして大切でもないのに過大評価して怖れていることなどが、表面化して自分で自分を認識して把握することが可能となります。
この認識をしっかり行うことによって、客観的に正確に自分を理解し、無意識によって良い方向へ行動することが可能となります。
ゆえに、私的に言えば、潜在意識を活用する・・・というよりも、潜在意識のクセを理解することで行動できない原因やクセが判明し、それを客観的に眺め、NLPでいうリフレームや縮小化することが可能となり、本来やるべき行動にスムーズに移行することが可能になると考えております。
つまり、人間は行動しようという意欲よりも、行動を抑制する無駄な思考や感情が多いということです。
ゆえに、この行動を抑制する無駄な思考や感情を把握することによって(以下でも述べておりますが、無理に消す必要はない)、自分がとるべき行動がとりやすくなることに気付きました。
脳を無駄遣いしない
上述した思考と感情の観察を進めていくと、スゴク無駄な思考や感情が多いことに気が付くと思います。
俗に言う 雑念 です。
結局、自分の本来の目的、目標とは関係のない雑念に支配されることで、本来自分が取るべき行動ができなくなってしまいます。
ただ、この雑念に関しては、消そうとしてもなかなか消えません。
なぜなら、潜在意識は非常に強大で、頑丈だからです。
したがって、私が考える潜在意識との付き合い方は、潜在意識とケンカをしないことです。
なぜなら、強大で頑丈な潜在意識と戦って書き換えたり、消そうとすることって、そもそも無謀で間違っていると思うのです。
言い換えれば、自分を否定していることになるかもしれません。
ゆえに、私が推奨するのは、『今ある自分の思考や感情を受け入れ、客観的に把握するのみ』です。
また、雑念を消すこと(潜在意識)に必死になってしまうと、結局、とるべき行動がとれません。
では、どうすれば???
具体的には、日常で自然に湧いてくる思考や感情などの雑念を、ただ客観的に眺めるだけです。
つまり、他人事のように「今○○について考えている」「そんなことも考えるのか?」程度で軽く観察することからスタートしてください。
上述したように、潜在意識と喧嘩する必要はありません。無理に雑念を消す必要はないです。ただただ、眺めるだけでOKです。
つまり、自然に湧く思考や感情に捕らわれず、眺めるようにすればよいです。
そうすることで、思考や感情がドンドン湧いては自然を消えていくと思います。
このように観察を続けることで、自分の思考クセが客観的に理解できるようになって、自分を把握可能となり、コントロールが容易となります。
つまり、雑念に対して脳を無駄遣いせず、単に眺めることで自分らしさが理解できるようになってきます。
とにかく、自分の思考と感情の観察を徹底的にやると、自分が変化していることに気付きます。
上手くやる
自分の思考や感情の雑念の中で、他人や外部要因の影響でどうしようもないときがあります。
こういう時は、敢えて自分や現実を変えようとせず、『上手くやる』『適当にあしらう』という感覚も大切です。
なぜなら、外部要因で心が無駄に乱されては意味がなく、もったいないないからです。
ゆえに、何かあれば適当に上手くやればいい。
テキトーに受け流して、テキトーに行動することも大切です。
なぜなら、本当の自分とは関係が無い外部要因に腹を立てたり、変化を求めることは、本当に意味がないからです。
まとめ
以上より、基本的には、制御できない他人や他事に気をとらわれずに、先ずは自分に集中する。
そして、雑多な思考や感情に捕らわれることは脳を無駄遣いをしているので、適当に眺める程度にする。
そのさい、無理に雑念を消そうとせず、客観的に眺める程度よい・・・すると自然と移り変わる(諸行無常)
更に、他人や他事によって心を乱されるのも無駄なので、適当にあしらえるものはあしらうようにする。
以上です。
つまり、総じて常時自分の思考と感情を客観的に眺めるように訓練することが最も大切です。
これができるようになると、本当に自分を動かすことが楽になります。
結局、潜在意識の活用と言われますが・・・・潜在意識により湧き上がる雑多な思考と感情を上手く処理することが最も大切であるということです。