受験界で知る人ぞ知る『わんこら式』という勉強法をご存じでしょうか?
具体的には次のリンク先に示される勉強法です。
わんこら式数学の勉強法(受験生、小学生から中学生、高校生、大学生、社会人まで通用)
私はこの勉強法を知って以来、スゴク理にかなった勉強法で、潜在意識の性質を上手く利用した究極の勉強法であると思いました。
おそらく、これとアクティブ・ブレイン・セミナーの手法とを結びつけると、勉強や仕事の集中力が極限まで高まって、どんな分野でも高効率で成果を出すことが可能になると思います。
では、今日はそんなお話しを!!
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まず、潜在意識の性質とは?
わんこら式が、なぜ潜在意識の性質を上手く利用した勉強法といえるのか?
このことを理解して納得していただくために、まずは潜在意識の性質について説明します。
潜在意識の主な性質は次のようなものです。
潜在意識は、真偽・正誤の判断はせず(意識のフィルターを通さず)、目の前のことをそのまま刻印しようとする
潜在意識は、繰り返し行動したこと(記憶、運動)したものを、強く刻印する
ということです。
つまり、潜在意識は、特に意識することなく、真偽・正誤の判断などの思考無しに、単に繰り返し体感したこと 強く刻印する性質があります。
わんこら式勉強法も、真偽・正誤の判断をせず、単に繰り返し行動したことを記憶し、無意識のうちに知識を体系化して、問題や課題に直面したときに無意識に使えるようにするための勉強法です。
つまり、無意識に記憶したものを、問題や課題を見た瞬間に、無意識に答えが浮かびあがるような状態です。
例えば、ボールが自分の方向へ飛んできたら(問題・課題)、思考するまでもなく(意識無し、無意識)、パッとよける(行動・反応)ような感じです。
知識の無意識の体系化+レミニセンス現象
また、だんだん記憶が定着してくると、無意識のうちに知識が有機的に繋がりだして、体系化され、知識量、記憶量がある閾値(しきい値)を超えた瞬間に爆発的に成績が上がる勉強法であると思います。
つまり、わんこら式は、記憶のレミニセンス現象が発生することで、一気に成績を上げる勉強法とも言え、圧倒的に効果があるものです。
では、わんこら式の勉強方法を説明します。
わんこら式勉強法と潜在意識の性質の整合性
わんこら式の基本は、次の7項目です。
1、定義、定理、解き方を覚える
2、無理やりページを進める
3、解き方をノートに写す
4、高速で繰り返す
5、適当にやれば次へ!
6、出来ることをやる
7、覚醒モードに入る
この中で、1は数学特有の現象で、わんこら式勉強法を使って得られる成果なのでおいておきますが、2~7の項目は、まさに上述の潜在意識の性質をモロに使った非常に有効な方法と言えます。
更に、わんこら式創始者の開発記 を読むと、具体的なやり方の詳細が見えてきました。
わんこら式の具体的実践例とマインドセット
以下に、 わんこら式創始者の開発記 を読んで、非常に重要で核心と思われる部分を引用して解説しました。
つまり、わんこら式を実践する上で、大切と思われる精神的姿勢(マインドセット)、迷いが生じやすい部分について、説明します。
また、私自身の解説部分の文頭には『◆』マークを付しております。併せて読んでください。
そう、オレは朝から晩までわけわからない数学をいきなり大学院レベルまで埋めてやったことで、一問一問完璧にするんじゃなくて考える暇もなく強制的にどんどん進まされてたわけやねん。
◆ 真偽・正誤の判断はせず(意識のフィルターを介さず)、そのまま刻印しようとする性質の利用
オレは一問一問完璧にしようとした、そこがあかんかったわけや。
意味はわからなくても、何か知らんけどノートに写してみる。
それでちょっと考えてみて覚えてみるねんけど、すぐにもう何かも忘れて次のページに強制的に進む。
悩んだらあかんねん。
なんか知らんけど、写して進めるわけや。
覚えようとするねんけど、覚えられんかっても何も気にせずに進めるわけや。
最初の方忘れても気にしない気にしない。
◆ 真偽・正誤の判断はせず(意識のフィルターを介さず)、そのまま刻印しようとする性質の利用
そしたら、
この形、前見たな
とか
この考え方とあの考え方は一緒やな
とか
最初意味わからんかったのに、今見たら当たり前に感じるわ、とかわかってくるねん。
◆ 無意識に刻印された状態 無意識に知識が体系化される
忘れたかもしれんって気にする時間も、これどういう意味やろ?って悩む時間もなく強制的に進みまくらなあかん状況になったからわかってきてん。
◆ 真偽・正誤の判断はせず(意識のフィルターを介さず)、そのまま刻印しようとする性質の利用
この勉強法では勉強はスポーツをするような感覚で爽やかな気分になるねん。
だって悩んだり考えたりしたらあかんからな。◆ 真偽・正誤の判断はせず(意識のフィルターを介さず)、そのまま刻印しようとする性質の利用で、例えば野球で150kmの球速を打つには、意識的に考えては打てない。繰り返しトレーニングで無意識に体に慣れさせるのと同じ。
悩んだり考えたりしたらあかんねん。
だから勉強をするってことは何も辛いことではないねん。
辛いならやり方を間違えてるねん。
オレもこの勉強法で勉強続けるつもりやしな。
これなら何も苦しいことがないから楽やし、快感や。
◆ 真偽・正誤の判断はせず(意識のフィルターを介さず)、そのまま刻印しようとする性質の利用
以上、いかがでしょうか?
繰り返しになりますが、意識的な真偽判断を無しにして覚え込んだものは、必要な場面では、意識がなくとも(無意識に)パッと浮かびあがるようになるわけです。
これが、潜在意識活用の神髄です。
潜在意識を活用すると言っておきながら、意識して利用しようとすること自体が間違っているのです。
つまり、潜在意識は無意識ですから、意識して使おうとする時点で、それは潜在意識を活用していることにはなりません。
だからこそ、無意識に記憶して、無意識に吐き出せるようにすることが、このわんこら式の神髄なのです!!
意識的な判断、思考、感情などのフィルターを介せず取り込む面が潜在意識の性質を上手く利用している
上記を読んでわかることは、結局、意識によるフィルターは、学習(記憶)においては障害にしかならず、不要であるということです。
つまり、意識における判断、思考、感情などは、学習において全く不要です。
本当に目の前の問題・課題のみに集中して思考できていればよいのですが・・・人間は必ず雑念(お腹が減った、廻りがうるさい、寒い・暑い、早くやらないと・・・)に思考が奪われることが多いからです。
したがって、思考だけに頼るのではなく、手などを動かして体感として覚え込ますと、そこには思考(雑念)が入る余地がないので、非常に潜在意識に届きやすいということです。
つまり、意識的に考えたり、悩んだりせず、ただひたすら一心不乱に素直に単純に繰り返して実践すれば、必ず潜在意識に届いて、知らず知らずのうちに(無意識に)学習(記憶)できているということです。
つまり、知らず知らずというのが、まさに無意識ということです。
ただし、特有の状況では、思考や感情が良い結果を与えることもある(イメージと感情の記憶術)
ただ、上述の『意識的に考えたり、悩んだり』とは異なり、学習(記憶)する対象をイメージして、そのイメージで自然に湧き上がる思考や感情は、ただ無意識・無思考・無感情に学習するよりも数倍効率がよくなる場合があります。
例えば、 記憶の基本はイメージと感情 にも書いたように、記憶したい対象を明確なイメージと感情を脳内でしっかりと体感することで、記憶の効率は数倍に向上します。
これがアクティブ・ブレイン・セミナーの手法で、私が最も得意とする手法です。
この記憶法は、世界記憶力選手権の選手などが瞬間記憶や集中法として取り入れているもので、非常に強力な武器であると言えます。
ゆえに、わんこら式のように一切何も考えないのではなく、記憶しようとする対象のイメージと感情のみをしっかりと脳内で体感すれば、学習効果は更に向上すると思います。
このお話しは実践あるのみです。
みなさんもいろいろお試しください。