今回は呼吸の話しです。
『深呼吸すると落ち着く』
『武道の基本は呼吸』
『瞑想の基本は呼吸』
・・・と言われますね。
呼吸はとても大切ということを、昔から人間は経験的に知っていたのかもしれません。
では、その理由をきちんと解説します。
Contents
呼吸は、潜在意識と顕在意識の両方の影響を受ける
呼吸は潜在意識と顕在意識の両方の影響を受けます。
例えば、心臓を意識的に止めることはできますか??
・・・できませんよね。
理由は、心臓は顕在意識では制御できない・・・つまり、潜在意識のみでしか制御できないようになってます。
医学的に言えば、心臓は自律神経系の臓器なので、他からの影響を受け辛くなってます。
カンタンに言うと、意識で止められては生命がスグに絶たれてしますので、このように他からの影響を受け辛くなってます。
でも・・・こういうことはできますよね。
① 嫌なイメージを意識的にする
② 嫌な感覚が湧いてくる
③ 鼓動が早くなる
つまり、イメージすることで鼓動を早くするような影響を及ぼすことは可能というわけです。
ただ、心臓は他からの影響は直接的には受け辛い臓器なので、上述のような段階が必要です。
他方、呼吸はどうでしょうか?
呼吸
呼吸は、意識的に深呼吸をしようともできるし、止めることもできます。
逆に、意識してなくても呼吸は勝手にするし、辛いことやストレスが溜まると呼吸が浅くなりがちで、息苦しい感じがします。
つまり・・・
呼吸は、潜在意識と顕在意識の両方からアクセスできるものです。
逆に言えば、呼吸から潜在意識にアクセスすることも可能です。
だから、呼吸はあらゆる面で非常に大切となります。
呼吸を制すれば、精神、肉体の両面を制することが可能と考えるので・・・上述のように古代から様々な分野で呼吸が大切と言われ続けているのだと解釈できます。
自律訓練法でも第4の公式で呼吸が楽になるというのがあります。
ということで呼吸を整えることを日常に取り入れると、精神、肉体の両面で良いと思います。
ただ、ズッと呼吸を意識するのは難しいと思うので、せめて就寝前くらいは呼吸を意識しても良いと思います。
大きい深呼吸を3分程度やって、その後は呼吸をゆっくり整えながら眠りにつくのもよいかもしれません。
また、朝起きたときに大きな深呼吸をするのも良いと思います。
更に、仕事で集中したい時に深呼吸をせめて一回することで、精神面がすっきりして仕事に集中できるかもしれません。
つまり・・・いろいろな行動開始のトリガーとして深呼吸を取り入れるのはいかがでしょうか?