瞑想は、基本的には『呼吸に集中』することで、雑念を浮かばせ、流し、身体におこる変化を認識し、流し、・・・ということの繰り返しです。
私の個人的な感覚で言えば、『呼吸に集中』することで、自分の中で発生する感情、イメージ、体感覚を全て『認識して』⇒『流す』といった感じです。
これを繰り返すことで得られる効果は、『ニュートラルな感覚』です。
別の表現で言うならば、ありのままの自分、自分の中の様々な癖に気付く・・・という感じです。
NLP的に言えば、自分を客観的に見て、思い込みを排除して、なるべく事実を事実としてありのままに受け止めて、余計な感情を排除することができるということです。
瞑想とは、いわば、自分の身体の『地ならし』のようなものだと最近思えるようになりました。
このように思えるようになったのは、瞑想中に少々辛い反応や感覚があったからです。
つまり、自分の中で凝り固まった尖った部分、変な思考クセ、曲がった見方を、矯正することに他ならないので、様々な好転反応とも言うべき変化がありました。
私が体験した瞑想の好転反応
私は、なぜか座って瞑想することがなかなかできませんでした。
というのも座って瞑想しようとすると、どうしても集中できず、スグに横になってやってました。
それを何回かやっているうちに、座って瞑想することもできるようになりました。
これは、おそらく・・・私は心身のバランスがかなり曲がっており、思考もかなり偏っていたので、座って瞑想すること自体が不可能な状態からスタートしたのだと思います。
つまり、座って瞑想できなかったこと自体が、私にとっての好転反応の初めての体験だったと思います。
座って瞑想したときの好転反応
その後、座って瞑想するようになって、出てきた体感覚は『左後ろの首の受け根あたりから左後頭部のあたりの筋肉が張るような感覚』でした。
更に、この最中に『キーン』と突っ張ったような圧迫感のような頭痛もありました。
このような反応がしばらく続き、シャバアーサナのように寝ながら瞑想をしたり、座ったりを繰り替えすことによって、だんだんを上述の感覚もなくなってきました。
今では、座って普通に瞑想ができます。
これも、恐らく好転反応の1つと思われます。
好転反応とは
結局、瞑想をやっているにもかかわらず、辛い思いをするのは、今まで自分の中に蓄積してきた思考、感情、感覚を壊して、平らにして、ニュートラルな状態にする作業の1つの現われであると思っております。
瞑想をしていると、様々な好転反応があるかと思いますが、それをしっかり認識しながら、少しずつ進めてください。
というか、好転反応を楽しみながら進めてください。
例えば『これは好転反応だな。自分がドンドン変わっていってる。良かった』というような感じです。
好転反応で単に苦しんでばかりいると、瞑想自体が嫌いになってしまう恐れがあるので、ぜひじっくりと自分の感情、体感覚の反応を楽しんでみてください。