先日、宝彩有菜さん瞑想について書きました(http://win-brain.com/post-1527-1527)
上述の瞑想方法をネット上の情報をもとにやっていたら、たしかにかなり効果がありました。
すると・・・
書籍も欲しくなって・・・
結局買っちゃいました!!
買ったのは、
宝彩さんの書籍で一番人気があると思われる『始めよう。瞑想15分でできるココロとアタマのストレッチ』です。
書籍の実物は、文庫本です。
表側の表紙の帯には、効果・効用として・・・
1 熟睡できる
2 クヨクヨしなくなる
3 よく笑う朗らかな性格になる
4 企画力がアップする
5 交渉力がアップする
6 ストレスに強くなる
と書かれてます。
たしかに私自身もこれらの効果を体感しました。
私の場合は、特に、
『頭の中のザワザワ感が消えて、素早く行動に移せるようになった』
『できて当然の感覚がでてきた』
⇒NLPチェインプロセスのアウトカム
という感覚が一番うれしかったです。
宝彩さんが提唱される瞑想は、
基本的にマントラを唱えながら呼吸に集中し、
雑念を棚上げするというシンプルなものです。
したがって、難しい手順やテクニックがなく、実践しやすいものだと思います。
『雑念の棚上げ』について
宝彩さんの瞑想で要とも言える、
『雑念の棚上げ』ですが、実際にやってみるとわかるのですが・・・
初めはなかなか上手くいきません・・・
それでも、続けるうちに少しできるようなります。
すると、普段の日常生活の中でも、雑念の棚上げが無意識にできるようになってくるのです。
つまり、瞑想をしていない状態でも、冷静に・・・
『コレって無駄思考だよね』
『コレって別に今することではないよね』
『ストレスって無駄思考だね』
『大切なのは、今コレをやって目的・目標に近づくこと』
・・・という感じで、
意味なく常にポツポツ浮かぶ
想念、感情、感覚などの無駄思考を棚上げして、
本当に注力すべきことに
全力を向けられるようになることです。
一言で言うなら、集中力と客観化が身に付きました。
更に、自分を客観的に見る観照(書籍の82ページに記載)が可能になって、自分を制御しやすくなります。
上手く説明できないですが・・・
自分をクールに客観的に見ることができるようになります。
そして、普段の日常生活において、自分の脳の中が常に無駄な感情、感覚、思考、言葉などが湧いていることを実感することができます。
その結果、本当に力を注ぐべきことが明確に見えてきて、やるべきことに全力を注ぐことが可能になりました。
『頭』が考えていることは、決して『自分自身』ではない
この標題の意味を、宝彩さんは、書籍の中で(89ページ)次のように説明してます。
頭がこのように勝手に活動してくれるから、いろいろな考えができます。
この働きを一概に悪いと決め付けてはいけませんが、
しかし、このことを忘れると頭が勝手に紡ぎ出したいろいろなセンテンスをまるで自分自身が考えたような気になります。
最低限このことを覚えておいてください。頭はセンテンスを紡ぎ出す機械であって自分自身とは違います
この頭の作業は、一見、熱心に思考をしているように見えますので、
いつしか、自分はこの頭に同化してしまって、頭が考えていることが自分の考えだと思ってしまいますが、
それは考え方の方向や味付けを変えればいくらでも百様にも変化するものです。
もう一度言いますが、決して自分自身ではないのです。
そのことに気がつけば、もう頭に勝手な行動をさせておくことは良くないことだとわかります。
瞑想が上達すれば、自分の頭を勝手に気ままにやりたい放題にはさせないことができるようになります。
頭という強い牛の手綱を掴んだことになるのです。
と書かれてます。
更に(同じく90ページ)
さらに、瞑想が上達すると、
頭が勝手に考えている様子を常時、観察(観照)することができる自分(=本当の自分)が存在することの実感を得ることができます。
本当の自分は、ただ観照しているだけで、『考える』ことはしません。
『考える』任務を負っているのは『頭』です。
『本当の自分』が何か考えたいときは、『頭』を使って考えてます。
『頭』は思考や判断の任務や機能を果たす機械のようなものです。
『頭』は『本当の自分』ではないのです。
と書かれてます。
この部分を読んで、なにか心にスゴク響きました。
『あぁ~、なんかわかる。今までいろいろな考えに振り回されてきたんだ。よく言われる、『今・ココしか潜在意識は・・・云々・・・』ってこのことなんだ!!』
とパッと私の中で理解できた気がしました。
そして、この宝彩さんの書籍は、単なる瞑想の書籍ではなく、
『上手く自分を制御して、なりたい自分になるための本』
だと理解できました。
このことが、私にとって一番良かったことかもしれません。
他の自己啓発、成功法則、願望実現などの系統の書籍よりも、一番納得できて、実感できた部分だと思いました。
そして、
『僕はこれから自分を上手く制御して、目的、目標に向かうことができる!!』
と体感覚としてワクワク感が『ボワッと』出てきました。
つまり、私が最近気付いた願望実現のための要素(http://win-brain.com/post-1644-1644)
自分と深くつながり、今を充実させる
余計な感情が消える
どの方向からの風でも目的地へ向かって進む
を確立するのに、宝彩さんの瞑想はスゴクよくマッチしていると感じてます。
つまり、自分を認識し、余計なことを棚上げし、頭の中をクリアにして、本当に大切なことのみに集中するためのメソッド・技術としてちょうど良いわけです。
また、書籍の裏表紙の部分には次のように記載されてます。
瞑想は、宗教ではなく、心の科学である。
医学的には瞑想が上達するとレム睡眠中の脳と同じ働きをしていることが解明された。
上達のコツは黙考するのではなく、無心になること。
すると、体調が整い、クヨクヨ、イライラなどの心のメンテナンスから、記憶力、発想力などの脳力アップまで驚くべき効果を発揮する。
と記載されてます。
たしかにその通りと私も実践、体感して思いました。
また、この書籍の特徴としては、
まず瞑想の具体的実践方法について、いきなりスタートしている点です。
そして、理論的なお話しや、効果効能が後半部分に書かれている点です。
そういう意味でも、この書籍は瞑想を実践するための書籍と言え、更に理論面もしっかり後から学習できるようにもなっている優れた書籍と思います。
ぜひ、オススメです。
ネット上で語られる以外の有益なことも、書籍を手にすることで具体的に理解できました!!