このところ東京医科大学の入学試験における女子受験者への一律減点問題が取り沙汰されてます。
私もこのニュースを聞いたとき、ショックでしたし、女子になだなんと過酷な!と思いました。
しかし・・・
女子差別は本当にダメなのだろうか?という疑問もわきました。
もちろん、女性の職場進出、社会進出は歓迎されるものと思います。
そして、女性の働く権利など基本的な部分を大切にする考え方も大事です。
ただ・・・
自分や親族が女性医師が担当だった場合に、一抹の不安は正直あります。
例えば、この女性の先生はいい先生だけど、私を最期まで診てくれるか?
産休等で途中で変わるのは、なんかたらい回しにされている感じでいやだなぁ~
という気分になりませんか?
医師は誰のためのものか?
おそらく、上述のような疑問を思った時点で、男性でも転勤や学会で休みがあるので同じという反論が有りそうです。
もちろん、わかります。
でも、女性の場合は、どうしても、結婚されて、妊娠されて、一定期間の産休を取らねばならないという現実があると思うのです。
男性が産休を取れば良いじゃないか!言う意見もあると思います。
ただ・・・理屈、論理、言葉、憲法14条、世間の常識、世界的趨勢:・・・もうどうでもよいです。
単純にできるだけ継続的に診て欲しいという『患者も少なからずいる』と思うのです。
医師というは、社会的進出や自己実現や人権擁護の象徴である必要はないです!
あくまで、患者に寄り添い、患者と一緒に病気を治療することに専念してほしいのです。
その確率が現実的に高いのは、男性と思うのです。
何度も言いますが、制度、仕組み、理屈、憲法はどうでもいいです。
今の現実を言ってます。
今の現実を変えて未来へ!なんて死を目の前に見ている患者には悠長でどうでもよいです。
この際、真の意味で医師の役割、あり方、存在意義について考えて欲しいです。
そして、男女差別やジェンダー論やよくわからない小難しい議論ではなく、患者ファーストで議論をして欲しいです。
もちろん、子供を産むことは、良いことだし、大切だし、尊いことです。
でも、女性の社会進出と、患者側の切実なる願いは、現実的には、相容れない場合があると思うのです。
なにか、女性の社会進出、人権擁護、差別撤回の話しばかりで、患者がどう思っているか?
という視点はないように思います。